2023.11.10

豆大福の育児日誌:その9

うちの豆大福は8月で1歳になりました。元気いっぱいで、健康であることに感謝しながら日々過ごしております。

 

現在、ドライフードを1日200g与えており体重が10.8kgで落ち着いています。BCS(ボディコンディションスコア)は4/9で問題ないのですが、もう少しMCS(マッスルコンディションスコア:筋肉量の評価)を上げたいなと思っております。

今年の夏は暑かったので散歩が十分できなかったため、少し太るかなぁと思っていましたが、体重は増えず。今のフードの規定量では、体重11kgの場合187gとなっているので、やや多めに与えているつもりでしたが、それでも体重が増えない・・・。

なぜでしょうか?

 

必要カロリーは、体重だけではなくライフステージ(年齢)、筋肉量や運動量つまりは消費カロリーの量によっても変動します。
フレンチブルドッグの場合は筋肉量の多い犬種なので、他の犬種と同じように与えてもカロリー不足となる可能性があるのかなと思い少し調べてみました。

 

最近は、犬種専用フードがいっぱいありますよね。そこで、各種メーカーから出ているフレンチブルドッグ用のフードで、それぞれに記載してある給与量目安から各メーカーが推奨しているカロリー量を計算してみました。
 

■体重11kgで、成犬のフレンチブルドッグの場合

A社:589kcal
B社:662kcal
C社:759kcal
D社:770kcal

え、こんなにバラつきあるの…..!!

メーカーによっては、約200kcalも差がありました。
1日200kcalの差ってかなり大きいですよね? 100gあたり315kcalのドライフードであれば、63gも違うことになります。

また、一般的な犬の必要カロリー量を計算式で計算してみると、11kgの犬の場合約640kcalとなりますが、海外のフレンチブルドッグ専用のカロリー計算サイトで調べてみると、一般的な活動性のフレンチブルドッグの場合は661kcal、活動性の高いフレンチブルドッグの場合は753kcal、ハイパーに活動性の高いフレンチブルドッグの場合は1053kcalとなりました。

やはりフレンチブルドッグの場合は、他の犬種よりもやや多めの給餌でもよさそうです。

ただし、筋肉量や運動量、ライフステージによって変わるので、フードの袋に記載されているフードの量をそのまま与えていると、太りすぎたり痩せすぎたりしてしまうこともありますので、愛犬のBCSやMCSをみながら調整してあげてくださいね。

獣医師

中川恭子

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