2023.07.27

豆大福の育児日誌:その7

夏の過ごし方:おさんぽ

暑い日が続いていますが、日中に散歩をしている人を時々見かけます。
しかし、日中の散歩は危険がいっぱいあります!

 

今回は夏の散歩についてお話ししたいと思います。

 

都会では、アスファルトの上を歩くことがほとんどだと思いますが
そのアスファルト、どれくらいの温度になっているかご存知ですか?

 

気温が30℃を超えると、地面のアスファルトの温度は60℃を超え
気温が40℃になると、72~75℃にもなるんです!

犬の皮膚は、43℃程度の地面に30分〜1時間ほど触れているだけで低温やけどを引き起こすリスクがあるため

30℃を超える日中にアスファルトの上を歩くことはとても危険です。

 

また、地面の近くを歩いている犬たちが感じている温度は私たちより5℃ほど高くなるので、

気温が35℃であった場合の犬たちの体感温度は40℃ということになります。

犬たちは、人よりも体温調整がしにくくもっと暑い環境で生活をしていることから熱中症や、

火傷などのリスクも高いため夏のお散歩は時間帯に気をつけましょう。

 

また、夜になってもまだ地面が熱い時は火傷防止のために犬用の靴を履かせたり、

体温管理のためにクールリングや冷却ベストなどを着用するなど、少しでも安全に

涼しく散歩できるように工夫してあげてくださいね。

 

獣医師 中川恭子

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