2023.07.14

豆大福の育児日誌⑤

ドライブ編:法律違反

前回に引き続き、ペットとのドライブについてお話ししたいと思います。

みなさんは愛犬とドライブする際、どのようにして乗車していますか?

 

時折、街中でも車から顔を出して気持ちよさそうに乗車しているわんちゃんを見かけることがあります。
しかし、これは法律違反って知ってましたか?

 

【道路交通法 第4章 第1節 運転者の義務(安全運転の義務)第70条】

車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。

 

上記の法律に違反してしまい違反点数は2点です。

また、膝の上に乗せたまま運転している方いませんか?
これもまた、法律違反となってしまいます。

【道路交通法第55条 2項】

車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。

 

違反点数は1点となります。

過去に、これらの違反で摘発されたケースもあります。
これらの法律は、ドライブ中のペットの安全を守るため、また安全運転のために作られた法律ですので法律を守りつつ、ペットが心地よくドライブできる環境を整えることが大事ですね。

 

安全性から言えば、クレートに入ってドライブするのが理想的ですが、ドライブベッドや犬用のシートベルト、カーシートなどといったグッズもあります。

うちの豆大福は、ドライブ中はドライブベッドに乗っています。ベッドの淵で顎のせしてみたり、駐車中に自由にしてあげるとなぜか運転席と助手席の間で寝たりしています。

 

セーフティードライブをするためには、犬が車に慣れ、落ち着いてクレートに入っていられることが必要です。いきなり長距離ドライブに連れて行ったりすると、ドライブを嫌がってしまうこともありますので、まずは近距離のドライブを繰り返して慣れさせましょう。また、長時間クレートにいても大丈夫なようにクレートトレーニングを行い、車内でもリラックスしていられるようにしましょう。

 

獣医師 中川恭子

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