2023.06.09

健康管理のはなし

今回は、健康管理の話をしたいと思います
みなさんの愛玩動物(犬や猫)の健康管理は、どのように考えていますか?

人の場合、成人になれば一定期間に健康管理(人間ドックなど)を行い、体の異変を早期に診断することで大病になることを予防することが一般的です。

では、動物ではどのように考えるべきでしょうか?
動物の1歳を人の6歳と考えると、動物の6歳は人の40歳前後になります。
よって6歳以降は、少なくとも毎年、健康診断を行うべきでしょう。
また、10歳で人の還暦になるという感覚で健康管理を行うべきと考えます。

では、実際の健康管理は何をすべきなのでしょうか? 
家庭では、食欲・尿・排便・毛質等の変化など、異変がないかを毎日観察すること。
病院では、毎日の状況を獣医師に説明してください。それをもとに獣医師が的確な検査(血液検査・糞便・尿検査)を実施し、異変が見られたら詳細にその内容を精査します。

このような健康管理を行うことで、より早期に疾患を発見できると考えます。最も重要なことは、家庭で日々の変化を見逃さないということです。
あれ!変だなっと感じたら、早期に動物病院に行って問題点を相談するようにしてください。

動物が皆さんと、健康で末長く一緒に生活できるために知っていただきたい事を書いてゆきたいと思います。

獣医師 南 毅生

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