2023.01.06

犬・猫の栄養学①

『ラベルの読み方:法律編』

みなさんはペットフードを選ぶとき何を基準に選んでいますか?
最初に目を惹かれるのは、パッケージ写真や、年齢に合っているか、どんなフレーバーなのか、原産国などでしょうか。
大切な家族が毎日口にするものだからこそ、正しく理解して選びたいですね。

今回は、ペットフードのパッケージに記載されている『表示』のなか、『法律』についてお話をしたいと思います。
パッケージには様々な記載がされていますが、「ペットフード安全法」や「ペットフードの表示に関する公正競争規約」(消費者のためのルール)などの規定により、含有されている量の多い順に表示することなど原材料の情報があります。

「ペットフード安全法」ですが、2008年にアメリカで有害なメラミンが混入されたペットフードを食べた犬猫が数百頭死亡した事件をきっかけに、ペットフードの安全を守る基準・規格が定められました。
この事件はテレビや新聞で大きく報道もされたので、記憶に残っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「ペットフード安全法」が施行されたことにより、私たちはより安全なペットフードを安心して選ぶことができるようになりました。

当たり前のように与えているペットフードですが、このように実は知られていない歴史があります。
このシリーズでは、栄養のお話を中心に役立つ情報をお届けしていきたいと思います。。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

動物臨床看護士
栄養学担当 髙田 翼

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